シークレット・オブ・モンスター 感想 考察含めネタバレあり

映画のストーリーはリンク先を。

この映画も賛否両論が一杯あるけど、映画の感想は人それぞれ…………と言う事で書いていきます。
どう書こうか随分文章考えた。個人的にこの映画好きだから。だから買ったし。(歴史やら独裁者の興味は一切無し)

頭を使わないで、ただぼーっと観てたら「不快」「つまらない家族ドラマ」「意味が分からない」って観た人は言うかな?
でも、こっちからネタバレやら考察を読んで「本当はこう言う表現が隠されていた」って分かる。
それぞれにピースがあって、人それぞれの埋め方でいくらでも考え方を変えられるんじゃないかな?って思う。

自分は最初観た時何も考えずに観てたから映画の途中途中の意味が分からないカメラアングルやらに「?」ってクエスチョンマークたっぷりだったから、考察読んでから2回目観る目線を変えたら「なるほど!」と納得。
ただ、映画の内容があれだから考察するのすら馬鹿らしいとか、つまんなかったで終わる人が多いんだろうなー。
気持ちは分かる。
つまり人を選ぶ映画だと思ってる。

特にこの作品のカメラワーク。凄く独特だから訳分かんないまま観ても「気持ち悪い」「意味分かんない」「カメラワークに酔う」で終わる筈。
階段の演出。某所の考察を引用させてもらうと、「階段を昇る」表現は結構あるけど、「階段を降る」表現はあんまりない。「多分人生を降るor人として降った後と言う意味」「そう言った視覚効果を狙った」って考察を読んで凄く納得!視覚効果での意味の表現凄いな!って思わず感心。

映画ラストのカメラアングルが一番謎で。これも勿論考察読んだけど。最初あれ、普通に観てたらただカメラがぐるぐる回って酔うとか気持ち悪いんだろうけど、自分はこれ、「独裁者になったって色々頭の中で考えつつ観衆の声に酔ってただ倒れたの?」って馬鹿な事を思った訳。
そしたら考察の一つに「革命を示唆」ってあって「あ、そっち?」ってね。なるほどなーと。ただ、写し出される女の子の意味が未だに分かんなくてね…………「独裁者になりえない少女の無垢さを表現」と考察で読んで「ああそう言う考えもあるか…………」と。
益々考えが深まった。

まあ、この映画で大きな魅力って言ったら可愛いプレスコットもそうだけど、やっぱりBGMかな。色んな場所で大きく流れる所謂「不協和音」なBGM。あ、自分は好きです。
(「ヒルズ・ハブ・アイズ」の冒頭のBGMの方が苦手)

本当に観る人を選ぶ映画が好きなんだなーって思った。不穏な時代の空気感、母の干渉。最終的に力で子を躾ける父親。両親のW不倫。

プレスコットもしっかりとした愛情を受けてたら歪にならなかったのかなあとも考えたりね。


追記
最後のシーンで周りを見渡してる女の子は、独裁者に洗脳された周りの大人達の異常さに気付いて戸惑ってるって解釈に落ち着いた。


一応考察リンク。

映画メモ

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